【ミシガン州グランドラピッズ発】WWE・スマックダウン(SD)で、SDタッグ王者のウーソズ(ジェイ&ジミー・ウーソ)が、ロウタッグ王者RKブロ(ランディ・オートン&リドル)を下し、タッグ王座統一を果たした。

 タッグ王座統一戦はPPV「レッスルマニア・バックラッシュ」で予定されていたが、カード変更で一度は幻に。ついに実現する今週のSDでは、オープニングにWWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズとウーソズの「ザ・ブラッドライン」が登場。代理人のポール・ヘイマンは「ウーソズがRKブロを倒して史上最高のタッグチームになる。これは予想じゃなくてネタバレだぞ」と王座統一を宣言すれば、レインズは「俺の望みはわかっているな。愛しているぞ」とウーソズをハグして激励した。

 メインとなったタッグ王座統一戦では、ジミーがストンプやスープレックスで背中にダメージを負ったリドルを集中攻撃。交代したオートンに必殺のRKOを決められてピンチとなると、ジェイがフォールをカットして白熱の攻防を展開した。

 終盤にはジェイがリドルにコーナー上段からスーパーRKO(雪崩式RKO)を狙われるが、突如レインズが出現。ヘイマンが場外からレフェリーを引きつけた隙に、ジェイの左脚を抱え、RKO不発のリドルを転落させた。ここでコーナー上段に残ったジェイが、リドルにウーソスプラッシュだ。豪快な圧殺弾が決まり、フォール勝ち。タッグ王座を統一するとともに、ブラッドラインは4つの王座を手中に収め、リーダーのレインズは場外でにんまりだ。

 試合後もブラッドラインの〝天下〟が続く。レインズがリドルに殴る蹴るの暴行を加えると、ウーソズはリングインしようとしたオートンにダブルスーパーキック。さらに統一王者がリドルをギロチンチョークで絞め落とすと、ジェイは解説席に横たわるリドルにウーソスプラッシュを放ち、解説席ごと破壊。レインズはスタッフの制止を振り切って、オートンをギロチンで絞め上げてダウンさせた。

 暴虐の限りを尽くすブラッドラインに、観客もドン引き。最後は大ブーイングが上がる中、統一王者レインズ&ウーソズがタイトルを掲げてブラッドラインのタイトル独占を誇った。