韓国で大ブームとなり日本でも話題を呼んだ「梨泰院クラス」をリメークした、テレビ朝日系連続ドラマ「六本木クラス」(7月スタート、木曜午後9時)に早乙女太一と鈴鹿央士が異母兄弟役で出演することが23日、発表された。竹内涼真の主演で、新木優子と平手友梨奈がダブルヒロインで出演する。

早乙女は長屋ホールディングス会長・長屋茂の長男で、父の権威を振りかざして傍若無人に振る舞う長屋龍河を演じる。「僕がやらせてもらう長屋龍河は、考えられないほど心底どうしようもないやつです(笑い)。今までやらせて頂いた役の中でも、このキャラクターは一番共感することが難しくとても悩みましたが、チャレンジしてみたいと思いました。心の奥底で感じる感情はどんな人間も同じだと思っているので、何が彼をそうさせてしまったのかをしっかりと向き合いたいと思います。初めて挑むキャラクター性、役どころなので、精いっぱい努めさせていただきます」。

鈴鹿は早乙女の弟役で、愛人の子ということで家に居場所がなく、幼少の時から兄にいじめられていた長屋龍二を演じる。「今作のお話を聞いた時は、かなり興奮しました。個人的に『梨泰院クラス』を何度か見ていて、日本で作るとどのような作品になるのか楽しみでした。僕が演じる長屋龍二は、平手友梨奈さん演じる葵にひそかに思いを寄せている役で、平手さんとは1年ぶりの共演となりますが、初日に現場でお会いした時はそのキラキラした印象に尊敬や憧れのようなものを感じて、改めてスターだなと思いました。これから葵の人間性に引かれて振り回されながら、真っすぐ気持ちを持って向き合っていきたいと思います。また、僕の役は複雑な立ち位置ではありますが、楽しみながら演じることができればいいなと思います。とても好きな作品なので、日本版では店や風景がどんな風になるのか、いち視聴者としても楽しみつつ、作品の中でしっかりと流れをつかんで演じていけるよう頑張ります。皆さま、楽しみにしていてください」。

「梨泰院クラス」は20年1月から3月に韓国で放送。金と権力を振りかざす巨大企業に屈せず、報復に燃える男たちの「下克上」を主軸に「ラブストーリー」と「青春群像劇」が交錯するストーリーで大ヒットした。同3月からNetflixで配信されると日本でもブームを巻き起こした。

「六本木クラス」は日韓共同プロジェクトとして、東京・六本木を舞台にした日本オリジナル作としてリメークされる。

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