タレントのほんこんが北朝鮮への支援を口にした林芳正外相に怒り心頭だ。新型コロナウイルス感染が拡大する北朝鮮に対し、林外相は「国交がないからといって放っておけない」と支援を検討する必要があると発言。先に支援意思を表明した米韓に歩調を合わせる対応とみられる。

 これにほんこんが黙っていなかった。23日の「ほんこんのちょっと待て」のライブ配信で「要請もないのに大臣がこういうことを言うのはどうなのか。弾道ミサイルを発射して日本の水域に落ちている。そういう相手国に何を言うてるねん、林外務大臣さんよ」と呼び掛け、さらに「放っておけないというなら、自国民の拉致されている方は放っておくのか。まずそこでしょ。あなた、国民の選ばれたかどうかは知りませんが、国民の総意とまったくかけ離れた意見と思う。何をいうてはるんですか。人道的に何をされているのかを考えたら、拉致の人の奪還をまず言わんかい。何を考えているのかまったくわからん」とまくしたてた。
 
 爆発的な感染拡大が起きているとされる北朝鮮だが、ほんこんは「ミサイルを打つおカネがあるなら予防接種を買えるでしょう。まずそういうことを言うこと。指導者に対してはっきりモノを言わないといけない。(ミサイル)打つぞ、のおどしでは話にならんということをメッセージで出すのが外交でしょ」と政府対応を批判した。

 23日は来日中の米国のバイデン大統領と岸田首相が会談。日米同盟強化の確認や中国、ロシア、北朝鮮への対応も協議するとみられる。