アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022」の代表を務める俳優別所哲也(56)が23日、東京都庁で、小池百合子都知事(69)を表敬訪問した。

「ショートショート-」は今年で24回目の実施となる。

今回は「Meta Cinema~超える・見付ける・始まる」をテーマに開催し、別所は「今年は“メタバース元年”と言われている。20世紀に生まれた映画という文化がどう育つのか、日本から東京をどう発信できるのか」と意気込み。小池知事は「今年24年目ということで、継続は力なり」と別所を笑顔で激励すると、「映画は心を潤したり、はっとしたり、考えるきっかけを与えてくれる。長編も面白いけど、ショートだからこそ面白い作品があると毎年感じている」と魅力を語った。

同映画祭は16年から東京を題材にした作品を募集する「Cinematic Tokyo部門」を設置し、「世界に向けて東京の魅力を発信していきたい」と別所。新型コロナウイルスの影響により、20年からオンラインとリアル会場の2本立てで行われており、「こういった世界情勢の中で、ウクライナからもロシアからも、ショートフィルムを通じて世界とつながりたいと思う映像作家たちが集まってきてくれている。さまざまな思いを重ねながら、ここ東京、日本から映画の力を皆さんに発信できればと思っている」と話した。

6月7~20日まで開催。ノミネート作品などを配信するオンライン会場は、6月30日まで。