脳梗塞のため入院中の落語家三遊亭円楽(72)が20日に退院、帰宅したことを23日に所属事務所が発表した。公式サイトでは「約4カ月にわたる入院と治療、リハビリを経て、こうして元の暮らしに戻れたことに、本人はもちろん、家族をはじめ関係者一同、心から安堵し、また感謝の気持ちでいっぱいです。脳梗塞という大きな衝撃から始まり、新型コロナ蔓延下で面会すら叶わないままの長い長い4カ月間ではありましたが、まずは直接顔を見て、話ができたことで、やっとその月日を取り戻せた感があります」と記した。

今後については「本人はすぐにでも仕事に復帰したいと言っておりますが、長期の入院で体力、筋力がかなり落ちており、また既往症の観察等も必要となりますため、できる限り本人の要望に添いつつも、時間をかけて確実な復帰を目指したい」とし、復帰時期の明言は避けるとした。

「番組出演(収録)のほか、東京都内など、長時間の移動を伴わない会場や寄席等に、事前告知をせずに出演させていただく可能性はございますが、遠方での公演は、今しばらくは見合わせさせていただきます」との現状を報告した。

円楽は今年1月に脳梗塞を発症し、入院治療を受けていた。