米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは23日(日本時間24日)にメジャー30球団の現時点での打線と先発ローテーションのトップ10をそれぞれ格付けし、大谷翔平投手(27)が所属しているエンゼルスを打線で1位、ローテーションで10位にランキングした。

 エンゼルス打線は22日(同23日)時点で、打率こそ2割4分7厘でメジャー6位だが、59本塁打は同1位で、200打点はドジャースと並び同1位タイ。ア・リーグ西地区で首位争いを演じる原動力となっている。

「二遊間のウェイドとバスケスが長打率3割前後だが、彼ら以外の天使たちは天国にいる」と同サイトはエンゼルス打線をこう解説した。「ウォードは(わずかに規定打席不足だが)打率(3割7分)、出塁率(4割8分1厘)、長打率(7割1分3厘)でメジャーをリードし、MVP3度受賞のトラウトが好調(打率3割2分3厘、12本塁打、26打点)で、昨年MVPの大谷はスタートこそスローだったが調子を上げてきた(打率2割5分9厘、9本塁打、28打点)」

 さらに昨年ブレークしたウォルシュ(8本塁打、26打点)、復調の兆しを見せているレンドン(5本塁打、22打点)、チーム4位の24打点を稼いでいるマーシュが並ぶ相手投手にとっては嫌な打線だ。

 10位の先発ローテに関しては「大谷は投手だけでもオールスター戦に出場できる(3勝2敗、防御率2・82、53奪三振)。2週間前にノーヒッターを達成したデトマーズ(2勝1敗)が防御率で4・15と最も悪い。サンドバル(3勝1敗、防御率1・79)は素晴らしく、ロレンゼン(5勝2敗、防御率3・05)とシンダーガード(3勝2敗、防御率3・60)も安定している」とした。

 打線とローテがいずれもトップ10入りしたチームはエンゼルス以外ではヤンキース、ドジャース、アストロズ、ブルワーズ、メッツ、ジャイアンツ、フィリーズ。ヤンキース、ドジャース、アストロズは投打ともトップ5に入っている。