日本ハム・清宮幸太郎内野手(22)が、交流戦の初戦となる24日のヤクルト戦(神宮)で「4番・一塁」でスタメン出場した。

 清宮にとって神宮球場は早稲田実業での高校時代、数々の思い出が詰まった球場。2015年夏の西東京大会決勝では甲子園の切符をつかみ、17年の春季東京大会の決勝では、2本塁打を放った。

 4番起用を決めた新庄監督は試合前に「(清宮が)神宮慣れてるらしいじゃない。打席での感覚が(高校通算111本塁打を放った)昔を思い出して、左中間あたりに放り込んでくれるイメージがある。放り込まなくても左中間にツーベースとか」と理由を明かした。

 さらに指揮官は、横でキャッチボール始めた清宮に対し「今日、左中間に放り込むって言っといたから。慣れてるやろ? この球場」とはっぱをかけた。清宮も真剣な表情で「もういっぱいやってきてます」と気合十分な様子。その後、新庄監督は「(清宮は)3三振くらいしますよ」と報道陣を笑わせたが、4番起用は監督の期待の表れだろう。

 プロ5年目の清宮は今季は4本塁打を放っているものの、打率は2割9厘。まだまだ期待通りの結果は出せていない。思い出の神宮で期待に応え、調子を上げていきたいところだ。