新日本プロレス24日後楽園大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、アレックス・ゼイン(35)がフランシスコ・アキラ(22)を破り、3勝目をあげた。

 ともに初出場同士の公式戦に臨んだゼインは、ユナイテッドエンパイアの新メンバー・アキラの華麗な空中殺法に苦戦を強いられた。リバースフランケンシュタイナーからラ・ケブラーダを浴び、リングに戻されるとコーナーからの飛びつき式ウラカン・ラナと怒とうの猛攻にさらされた。

 それでもゼインはアキラのウラカン・ラナをキャッチすると豪快な投げ捨て式パワーボムで反撃開始。最後はバハブラスト(変型バスター)からTACOドライバーでマットに突き刺して、3カウントを奪ってみせた。

 勝ち点を6に伸ばしたゼインは「あの小さいアキラ…俺にとってはスナック菓子程度の小物だ。ソースをかけてペロッと平らげてやった」とニヤリ。25日後楽園大会ではエース・オースティンの公式戦を控えている。「俺たちは長い付き合いになるが、俺たちの友情も今日までかもしれない。明日は全面対決だ。俺とお前がこのリングでぶつかる時、食われるのはどちらかな? イタダキマス!」と豪語した。

 まさに対戦相手を〝喰いまくる〟ゼインだが、一部ファンの間ではシリーズ中に食べたものを投稿するSNSも人気を博している。日本語も駆使して、グルメリポーターばりに日本のグルメを満喫していることを逐一報告。ちなみにここまでで食べた日本食の中で一番のお気に入りを聞くと「納豆だね! これは納豆パワーだよ!」と即答していた。とにかく日本への適応力が高すぎる…。