立憲民主党の西村智奈美幹事長(55)は24日、国会内で会見を開き、自民党の細田博之衆院議長が女性記者に対する〝セクハラ疑惑〟を否定したことについて言及した。

 細田氏は週刊文春の記事に「裏付けが取れておらず、事実に反する」として、同誌を発行する文藝春秋社に抗議文を送付した。抗議文で細田氏は、担当記者やメディアを「男女で区別したことはない」と強調。女性記者を招こうとしたとされる都内マンションも「書類の山で、他人を招き入れるような場所でもない」としている。

 この報道をめぐって、細田氏による衆院議員運営委員会での説明が求められている。西村氏は同問題をどう受け止めているのか。

「報道していることが事実だとすれば、細田氏は議長としての資質に欠くと申し上げざるを得ません。私はより問題だと思っているのは『10増10減』の議論を覆すような発言を公の場でされてきたことです。これを含めて説明責任を果たすべきです」

 細田氏への辞任要求や、不信任決議案の国会提出については「仮に細田議長ご自身がもたらしたさまざまな疑惑、問題発言に対してキチッと説明をしないということであれば、そのような対応(不信任決議案の提出など)が視野に入ってきます」(西村氏)

 国会では25日から与野党の本格論戦が再びスタート。立民は参院選を前に、細田氏への問題追究で存在感を示せるのか。