巨人・原辰徳監督(63)が24日のオリックス戦(東京ドーム)に4―2で勝利。故星野仙一監督に並ぶ歴代10位タイの監督通算1181勝に到達した。

 試合後、指揮官は「いや、もう(記録は)全く意識がなくてですね。今のところは突っ走っているだけなのでね、そういう考える余裕もないですね」とコメント。勝利数で並んだ星野監督について「やっぱり尊敬する指導者であり、尊敬する先輩であり、尊敬する人間であったというところですね」と懐かしんだ。

「星野采配」について聞かれると「やっぱり一口で(采配が)こうだったということは語れない、それくらい監督というお仕事、まあ私は1年生のつもりでやっているんだけど、特に球団も3球団(中日、阪神、楽天)にわたってやられたということもあるしね。そういう点では、僕が今日並んだ、まあ、並ぶに値するものではないよ」と指揮官は恐縮。さらに「僕はまだまだ新米で、道のりを含めて、僕はまだまだだと思います」と謙遜した。

 監督16年目にも「それもね、全く頭の中になくてね、1年目なのよ。自分はいつでも」と実感はないという。「振り返るにはまだ早いと思うしね。だからね、まだ新米の1年生よ。そういうつもりでやっていることが、自分の中ではやっぱりいいモチベーションになっていると思います」と次戦に向け、気持ちを切り替えていた。