【インディアナ州エバンズビル発】WWEの〝筋肉魔人〟ボビー・ラシュリー(45)が、次回PPV「ヘル・イン・ア・セル(HIAC)」(6月5日=日本時間6日、イリノイ州シカゴ)で、地獄のハンディキャップマッチに挑むことになった。

 ラシュリーは、身長221センチの〝大巨人〟オモスと遺恨抗争を続けている。今週のロウでも「まだ俺とオモスの抗争は続くぞ。HIACでもう一度対戦する」と挑発。オモスと仲間のMVPを呼び出すと、登場したMVPを指名し、HIACの試合形式をかけた〝オールマイティ・チャレンジ〟で対戦した。

 試合はラシュリーがパワーに勝るも、レフェリーの死角をつき、MVPのセコンドに就いたオモスのクローズラインを浴びて劣勢に。MVPはラシュリーの元マネジャーだが「俺がお前をつくり上げたんだぞ」と侮辱してきた。

 これに怒ったラシュリーは、ラリアートでMVPを場外に突き落とし、肩車で担ぎ上げて鉄柱に叩きつけた。そのままMVPをリングに押し込んだが、ここで再びオモスが介入。ラシュリーは応戦してパンチを振るうも、ここで場外10カウントが告げられ、まさかのリングアウト負けとなった。

 試合後、ラシュリーは喜ぶMVPをハートロックで沈めたが、後の祭りだ。MVPはHIACの試合形式をラシュリーVSオモス&MVPの1対2ハンディキャップ戦に決定した。

 身長223センチだったアンドレ・ザ・ジャイアント級の大巨人オモスと、元WWE・US王者で新日本プロレスでは初代IWGPインターコンチネンタル王者にもなったMVP。実力者2人のチームは脅威でしかない。筋肉魔人にとっては、まさに地獄のハンディ戦となりそうだ。