真摯な姿勢は健在だ。スピードスケート平昌五輪女子500メートル金メダルの小平奈緒(相沢病院)が26日、自身のツイッターを更新し、新たな1年の抱負をつづった。

 地元・長野で開催される10月の全日本距離別選手権をラストレースに掲げている小平は、この日が36歳の誕生日。「背番号36になりました」と報告した上で「今年は節目の年になりますが、心に灯る炎を、次のステージへつなげられるように、日々さまざまな刺激を受けながら目標の日を迎えたいと思っています」と力強く決意した。

 すでにベテランの領域に達しているが「36という数字がみたい。いや、みる!」と好奇心は不変。先月の会見では「(ラストレースの時期を)先に言った方が多くの人が後悔しないかなと。たくさんの人の思いとともに滑りたい気持ちがある。早い段階で言った方がみなさんの心も決まると思うし、自分の心にも嘘をつきたくない」と覚悟を口にしており、現在もラストレースに向けて調整を進めている。

 残された時間は5か月あまり。最後の最後まで成長のために全力を尽くす。