新日本プロレス26日後楽園ホール大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、前年度覇者の高橋ヒロム(32)がSHO(32)に敗れ3敗目を喫した。

 今シリーズ徹底的に痛めつけられている左ヒザに不安を抱えるヒロムは、この日も急所を徹底的に攻められた。それでもSHOのトーチャーツール(レンチ攻撃)にはカウンターのトラースキックを浴びせ、ショックアローも切り返してD(変型三角絞め)で捕獲する。

 完全にきまって勝負ありかと思われたその瞬間、なんと敵軍の入場口から「ハウス・オブ・トーチャー」のEVILが現れてレフェリーをリング上から排除。前日25日後楽園大会の公式戦に続いての乱入とは、EVILは他にやることはないのか…。

 ならばとヒロムはEVILをDで絞め上げて場外へと追いやるが、その間に回復したSHOに強烈なローキックを浴びてしまう。再び左ヒザへの集中砲火にさらされると、変型の足4の字固めに屈辱のギブアップ負けを喫してしまった。

 史上初の大会3連覇と歴代最多4度目の優勝がかかる今大会は、開幕3連勝と絶好のスタートを切っていた。ところが24日後楽園大会からの聖地3連戦で悪夢の全敗。快挙達成に黄信号が点滅したヒロムは「ああ~やべえ…ちくっしょ~。チクショウ…。この負けはきついぞ。3連敗か! ああ、クソ! だったらよ…負けねえために出し惜しみはしねえぞ。何の武器も持たずにこのスーパージュニアに出たわけじゃねえ。覚えてろよ…」と巻き返しを誓っていた。