日本テレビ辻岡義堂アナウンサー(35)が27日、日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)に出演し、挑戦を公表していた宇宙飛行士試験が不合格だったことを明かした。

今年は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が宇宙飛行士候補者選抜試験を13年ぶりに再開。学歴不問など条件が大幅に緩和され、受験の意向を示す著名人も複数みられていた。辻岡アナは、応募総数4127人中2266人が突破した最初の関門、書類選考は合格。今月8日に英語試験に挑戦していた。

辻岡アナは「ロードオブ宇宙飛行士~」と絶叫しながらスタジオに登場。司会の加藤浩次から「1日どれくらいやったの、後半戦は?」と英語試験に向けた勉強量を聞かれた辻岡アナは「1日14時間くらいやりましたね。休みの日は全て英語だった」と、少し疲れた表情で振り返った。

メールで届いた英語試験の合否を確認。「メールを開けたいような開けたくないような気持ちです。夢が続くのか、もう夢を諦めなきゃいけないのか、という究極の分かれ道に座っております」と真剣な表情。結果は不合格で「通過には至りませんでした。これが現実ですね。そっか…。応援してくださった皆さまに大変申し訳ない気持ちですね」と残念がった。

「年齢など考えたら、今パッと次行けますとは申し上げられないですね。それぐらい今回、本気だったので。それでもだめか」とがっかり。あらためてスタジオで「申し訳ございませんでした」と頭を下げると、加藤から「しょうがないよ、それは」とフォローされた。

「何かに挑戦している期間、もしかしたら宇宙飛行士になれるかもしれない…あの期間は大変、心地よかったですね。真剣に応援してくださる方々の力は本当に前に進ませてくれる。あれだけやってもダメなんだという。高い壁を越えようと思ったらその壁に厚みがあったというか、幅があったというか…」と述べると、加藤から「お疲れさま!」とねぎらわれ、「ありがとうございました!」と感謝した。

さらにサプライズで妻の春果さんからの手紙が読み上げられると、「これはまずいな…」と後ろを向いて、ハンカチで何度も涙をふいた。「一番迷惑はかけていたので、ありがとうと言いたいですね。すみません、なんか」と何度もまばたきした。