パイレーツは26日(日本時間27日)、筒香嘉智内野手(30)が10日間の負傷者リスト(IL)に入ったと発表した。25日(同26日)にさかのぼって適用される。球団側は負傷箇所など詳細について明らかにしていないが、地元メディア「DKピッツバーグ・スポーツ」でパイレーツ番記者を務めるアレックス・ステュンプフ氏がツイッターで「情報筋によれば、肉離れとみられる」とつづっている。

 今季でメジャー3年目の筒香は35試合の出場で打率1割7分7厘、2本塁打、15打点。打撃低迷から一向に抜け出せず苦しんでいる。そのため筒香のIL入りを報じる地元メディアも辛らつだ。地元紙「ピッツバーグ・ポスト・ガゼット」(電子版)は同日に配信した記事の中で「ツツゴウは明らかに苦しんでいる」とし、ここまで打率2割9分1厘、15打点、4本塁打をマークするマイケル・チャビスに先発機会を奪われていくことになると予測している。

 米メディア「ファンサイデッド」に設けられているパイレーツ情報専門コンテンツ「RUM BUNTER」も、この日の記事で「今季のパイレーツでヨシ・ツツゴウほど失望させられた選手はいない」と糾弾。筒香がIL入りしたことで外野手のベン・ギャメルを一塁守備に就かせることも可能になり、ジャック・スウィンスキーやカルビン・ミッチェルの若手有望株2人を「毎日ラインアップに加えることが容易になる」とポジティブにリポートしている。

 筒香はIL入りで、ますます窮地に立たされることになりそうだ。