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ジブリ美術館「未来少年コナン」展、明日開幕!宮崎駿流“漫画映画の特徴”を紐解く

明日から!「未来少年コナン」展
明日から!「未来少年コナン」展 - (C) NIPPON ANIMATION CO., LTD. (C) Studio Ghibli (C) Museo d'Arte Ghibli

 三鷹の森ジブリ美術館の新企画展示「未来少年コナン」展が、明日5月28日よりスタートする。開幕前日となる27日にマスコミ向け内覧会が行われ、展示会の全貌が明らかになった。

【画像】宮崎駿の初監督作品!「未来少年コナン」

 宮崎駿の初監督作品として知られる「未来少年コナン」は、最終戦争によって荒廃した近未来を舞台に、少年コナンがさらわれた少女ラナを助けるべく、大冒険を繰り広げるアニメーションシリーズ。同展示では、観客が主人公になりきり冒険をして、その時々の感情をキャラクターと共有できる“漫画映画”の魅力を、パネル・映像・模型を通して紐解いていく。

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(C) NIPPON ANIMATION CO., LTD. (C) Studio Ghibli (C) Museo d'Arte Ghibli

 2つの展示室には、全26話をセリフや写真を交えて1話ずつ紹介するパネルが展示されており、ストーリーボードやキャラクター設定など貴重な資料も並ぶ。アニメーションの動きに注目してほしい部分は、併設する映像モニターから短い動画を確認することができる。また、アニメに登場する船・バラクーダ号の模型では、各話で起きた出来事がミニチュアによって再現されている。

 内覧会では、「未来少年コナン」に携わったアニメーターを招いた座談会が開かれ、原画担当の富沢信雄氏、作画担当の友永和秀氏、制作進行の竹内考次氏がゲストとして出席。ジブリ美術館館長・安西香月氏が聞き手となり、制作当時のエピソードなどを語り合った。

(C) NIPPON ANIMATION CO., LTD. (C) Studio Ghibli (C) Museo d'Arte Ghibli

 「未来少年コナン」は途中参加だった友永氏は、宮崎監督の下でアニメーションを勉強したい思いで携わったという。「今のアニメーションにはないエネルギッシュなキャラクターの動きや、リアルな空間を取り入れた説得力ある画面づくりに感激させられました」と振り返ると、富沢氏も「一番仕事を覚える時期にぶち当たった作品。あらゆることを勉強させてもらいましたし、この作品がなければ今の自分はいない」と続けた。

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 中学生時代に「未来少年コナン」と出会い、ジブリ美術館で同作の企画展示を実現させたかったと明かした安西館長。「ワクワク・ドキドキの面白い動きを展示で見せたかった。積み重なっていく動きやお話が面白いので、ぜひみなさんには映像の方も観てほしいです」と企画展示をアピールしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

「未来少年コナン」展は5月28日から2023年5月(予定)まで三鷹の森ジブリ美術館にて開催、美術館入場は日時指定の予約制(チケットはローチケで、毎月10日翌月入場分のチケット発売)

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