カーリングの日本選手権1次リーグ(27日、北海道・アドヴィックス常呂カーリングホール)、女子はフォルティウスが延長戦の末に札幌協会に6―7で敗れた。通算成績4勝4敗で3チームが並んだが、ドローショットチャレンジ(DSC)で4位に滑り込み、決勝トーナメントの切符を手に入れた。

 スキップ・吉村紗也香(30)は「いい形を作れていながらも、なかなか点に結びつかない苦しい展開が続いてしまった」と顔を曇らせた。ただ、決勝トーナメント進出の知らせを取材中に知ると、驚きつつも「首の皮一枚つながった。切り替えて明日に向けて準備したい」と表情を引き締めた。

 フォルティウスは25日に〝因縁の相手〟ロコ・ソラーレに勝利したものの、予選リーグでは4敗と結果は芳しくない。「コミュニケーションをよく取れているのでそこは継続しつつ、勝っていくしかないので1つずつショットをつないでいければ。最後まであきらめずに粘り強くカーリングをしたい。あとはもう上がっていくだけなので、思い切って楽しみます」と決勝トーナメントに向けて意気込んだ。