広島・大瀬良大地投手(30)が27日のソフトバンク戦(ペイペイ)に先発。今季自己最短の5回で8安打5失点と炎上した。失点も今季自己ワーストタイ。チームは打線が機能せず、0―7完封負けした。

 立ち上がりから安定しなかった。初回一死で牧原大、柳田の連打とグラシアルへの四球で満塁のピンチを招き、中村晃の適時打であっさりと先制される。何とか二死とするも、明石にプロ初の押し出し四球を与えて2点目を失った。

 なおも二死満塁で柳町にも適時打を許し、初回だけで3失点。4回には二死から甲斐の二塁打などで一、二塁とされ、牧原大の適時打で1失点。5回にはグラシアルに2号ソロを浴びて万事休す。この回限りでマウンドを降りた。

 大瀬良は「思うように球が操れない感じがあった。そこを修正しないといけないんですが、うまくいかず苦しい投球になってしまった」と話し「ああいう形で先制されると(チームに)流れが来ない。野手のみんなに申し訳ないなと思う」と肩を落とした。