俳優稲葉友(27)が27日、都内で、主演映画「恋い焦れ歌え」(熊坂出監督)の初日舞台あいさつに登壇した。

小学校の臨時教員・桐谷仁(稲葉)が心に深いトラウマを抱えながら、幸せを求めてはい上がろうとする姿を描く。主役を演じた稲葉は初日を迎え「たくさんの人が来てくれて胸がいっぱい」と喜んだ。作品について「飛び込むのが怖いとも思ったが、面白いと思った以上、逃げるのはうそだと。むき出しで飛び込もうと思った」と語った。

桐谷の妻・仁美役のさとうほなみ(32)とは面識があったといい「ほなみだったら大丈夫と安心して寄りかかれた」と明かした。

仁美との別れのシーンについて「つらかった。嫌いで離れるわけじゃないっていうのがある中で、どれだけ自分で切り離しにいかなければいけないのかと考えながら全力でぶつからせてもらった」と振り返った。

最後に「いろんな人に作品をお届けできるよう尽力していきますのでみなさん力を貸していただければ」と心を込めた。

遠藤健慎(21)、熊坂監督も登壇した。