エンゼルスの大谷翔平投手(27)は27日(日本時間28日)の本拠地ブルージェイズ戦に代打で出場。3―4と1点を追う9回二死走者なしの場面で登場し、空振り三振に倒れてゲームセットとなった。腰の張りの影響で先発から外れ、今季3度目のベンチスタートとなっていた。試合は3―4で敗れた。

 大谷は前日の同カードに「3番・投手兼DH」で先発し、先頭打者弾を含む2被弾などで6回を6安打5失点、10奪三振で3敗目(3勝)を喫した。腰に張りがあり、8回に代打を送られた大谷は「三振はそこそこ取ったが(腰に張りがあり)だましだまし投げていた感じ。全体的に何となく思い切りいけなかった」と違和感があったことを明かしていた。

 今後が心配されたが、大リーグ公式サイトのレット・ボーリンジャー氏はツイッターで「ヘッド・トレーナーのマイク・フロスタッドによると、右腰に張りを感じていた大谷翔平の状態は良くなっているという。代打起用は可能であり、次の登板も予定通り行う予定とのことだ」とつづった。あくまで大事をとってのベンチ待機だったようだ。

 9回に打席に向かった際には、総立ちとなったファンから大歓声が上がったが、右腕リチャーズの97マイル(約154キロ)直球にバットは空を切った。

 28日(同29日)の同カードでは母校・花巻東(岩手)の先輩にあたる菊池雄星投手(30)がブルージェイズの先発を務める。今季初となる〝花巻東対決〟は実現すのか。