アイドルグループ「SKE48」のチームSが28日、名古屋市内のSKE48劇場でオリジナル新公演「愛を君に、愛を僕に」をスタートさせた。

 SKEのオリジナル公演は2011年10月1日初演のチームKⅡ「ラムネの飲み方」公演以来、約11年ぶり。12時から行われた昼公演では荒野姫楓(20)、石黒友月(18)、大谷悠妃(17)ら16人のメンバーが公演表題曲「愛を君に、愛を僕に」など16曲を披露。客席がチームカラーであるオレンジ色のペンライトで染まるなどメンバーの熱いパフォーマンスに劇場は興奮の渦に巻き込まれた。

 これまで48グループのオリジナル公演はすべて秋元康氏(64)がプロデュースをしていたが、今回初めて、音楽プロデューサーの小室哲哉氏(63)が公演プロデュースを担当。小室氏は全16曲のうち15曲の作詞、10曲の作曲を行い、「TMN」の木根尚登氏(64)も5曲の作曲で参加している。

 一足先に行われたゲネプロで新公演を観覧した高須クリニック名古屋院の高須幹弥院長(47)は「正直、小室さんの新公演と聞いてかなり不安だったんですよ。秋元プロデューサーのスタイルが好きなファンも多いし、自分の好きなように作って全然違う公演になったらやだなと思っていて…。でもフタを開けてみたら古いファンも納得するすばらしい出来で、ユニット曲もメンバー一人ひとりの個性を引き立てる曲が準備されている。本当に良かったし、楽曲もダンスも衣装も最高レベルでした。すごく本気で気合入れて作ってくれてメンバーも猛練習してきたのが伝わってきましたね。小室哲哉さんはさすがですね。大満足スペシャルです!」と〝TK流公演〟に大興奮。

 同じくゲネプロを見たお笑いタレントのユリオカ超特Q(54)も「疾走感のある小室サウンドが良かったですね。『globe』っぽい曲や王道のアイドル曲もあってSKEと非常に相性が良かったと思いました。意外なほどマッチしている。初見でこの満足度はすばらしいです。もうすぐリリースされる公演のアルバムを聞きこんでまた見に行きたいです」と小室氏が作り上げた世界観にどっぷりとはまった。

 SNS上でも「マジで小室哲哉の48公演フォーマットに対する理解度なんなの」「ユニットの小室哲哉感出過ぎててこれだよこれってなってる」とTKプロデュース公演は好評。「控え目に言って神公演にすると(振り付けの牧野アンナ先生は)言ってくださったんですけど、控え目に言って神公演ではないです。大声で言ってこの公演は神公演です。これからも暑苦しいくらい熱いチームSを見守っていてください」とあいさつしたリーダーの松本慈子(22)には客席から大きな拍手が送られた。

 この公演の模様は28日21時からSKE48の公式ユーチューブチャンネルで公開される。