明石家さんまが28日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。〝元相方〟の兄弟子が詐欺で逮捕された事件について語った。

 愛知県警が先日、詐欺の疑いで逮捕した名古屋市中村区の元落語家で無職の高橋平明容疑者(72)。逮捕容疑は、2年前に開催しないイベントの準備金という名目で知人から200万円をだまし取った疑い。

 高橋容疑者は1972年、露の五郎さんに弟子入りし、その後、笑福亭松之助さんに再入門。明石家小禄として落語家デビューした。70年代半ば、毎日放送の「スタジオ2時」の企画で、さんまと組んで若手漫才選手権に出演したこともある。

 また、お笑い関係者の証言によると「心筋梗塞で死んだことになっていた」という。

 さんまはこの話題について、村上ショージに向かって「一番びっくりしてるのが俺たちやな」と目をパチクリ。「先週の金曜日やったと思うけどマネジャーから『兄弟子の明石家小禄っていう方が、詐欺罪で捕まりました』って言われて。俺ら20年前に死んではることになってるんですよ。『生きてはったんか!』って言ったらマネジャーは何のことか分からず。ショージに『小禄兄さん、生きてはったでやっぱり』って(言った)」と驚きを隠さなかった。

 かたやショージからは数年前に「生きているらしい」という噂を聞いていたそうで、その時は「生きてはったら、うちの師匠の葬式来てはるやろ!」とまったく信じなかったそう。

 さんまは「そしたらほんまに生きてはった。新聞にも載ってるんです、亡くならはったというのは。怖いねん。その記者に死亡記事を載せてくれって(頼んだのか?) そんなことで載るの?っていう」「これ、ほんまこんな韓国ドラマみたいな…」と困惑しきり。

 続けて「その時、ギャラ担当で芸人さんに未払いのギャラがいっぱいあるんですよ。その芸人さんも『え! 生きてたか!』になってると思う。これこれからどうなっていくのか? 俺もちょっと(想像できない)…」と指摘し「『マスコミが押し寄せるかもしれませんので、気を付けてください』ってマネジャーに言われて、あんまり出ないようにしてたんですよ。だ~れも来なかった…」と笑いを誘った。