ボートレース若松の「ヴィーナスシリーズ第4戦マクール杯ナイトプリンセスカップ」は28日に準優勝戦が行われ、29日12Rの優勝戦に進出する6選手が決定した。

 1号艇・細川裕子(40=愛知)

 2号艇・藤原菜希(36=東京)

 3号艇・永井聖美(43=東京)

 4号艇・魚谷香織(37=福岡)

 5号艇・三浦永理(39=静岡)

 6号艇・角ひとみ(53=広島)


 注目は今年初優出のベテラン・角だ。地元・宮島で開催中のSGオールスターで、愛弟子・実森美祐がSG初出場ながら準優に進出する大活躍。「SGでエース機を引くこと自体がすごい。もう向こうが師匠ですよ」と弟子の活躍に目を細めていた。

 この弟子の活躍に刺激を受けたのか、準優10Rでは6コースからまくり差し2着で優出を決めた。レース後は「まだ(実森の)師匠でおってもいいかね」と興奮気味にニッコリ。「思い切ってペラを叩いて良くなってました。6コースだし面白味を求めたら反応してくれた。バランス取れて本当にいい感じだった。乗り心地とかも悪くない。上位級でしょう」と舟足も仕上げてきた。

「スタートは遅れないように行きたい。優勝戦もミラクルが起きないかしら」。2011年11月の尼崎以来、約10年7か月ぶりのVへ――弟子に負けない走りを披露する。