新日本プロレス28日幕張大会「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Aブロック公式戦で、「ハウス・オブ・トーチャーの」SHO(32)がエース・オースティンを下し、4勝目を挙げた。

 ここまで5勝1敗とAブロック単独首位を走るオースティンを、拷問の館に引きずり込んだ。ノータッチケブラーダ、ツイスティングスープレックスと多彩な攻撃に苦戦を強いられながらも、THE FOLD(変型ネックブリーカー)をレフェリーに誤爆させて無法状態を作り出す。

 急所攻撃からトーチャーツール(レンチ攻撃)を見舞ったところでサブレフェリーを呼び、試合を終わらせにかかる。グロッギーのオースティンをスネークバイト(変型三角絞め)で捕らえると、レフェリーストップ勝利が宣告された。

 すでに3敗もその記憶は欠落し〝全勝〟を主張しているSHOは「このBOSJよ、裏で暗躍してるのはお前か? 俺の勝ち点操作してるのもお前か? 犯人、お前やったんか!」と、オースティンに言いがかりを連発。レンチを手に「こうして悪を倒したぞ。今日はよ、聖戦だ。これはよ、エクスカリバー。聖剣よ」と、意味不明なことを言い始めた。

 次戦(29日、大田区)では鈴木軍の金丸義信と激突する。「アイツ、俺に勝ってるところ、一個もねえやろ。唯一あるとすればよ、強いて言えば…卑怯で意地汚えとこだな」と不敵な笑みとともに挑発していた。