【アーカンソー州ノースリトルロック発】WWE・スマックダウン(SD)で、中邑真輔(42)が打倒ブラッドラインのため、協力な〝新相棒〟をゲットだ。

 4月の「レッスルマニア」ではウーソズ(ジェイ&ジミー)に敗れた上に、タッグパートナーのリック・ブーグスがヒザを負傷して長期欠場に入った。中邑は相棒不在のまま、WWE&ユニバーサル統一王者ローマン・レインズ率いる「ザ・ブラッドライン」に敢然と報復を宣言していた。

 今週のSDオープニングには、先週RKブロ(ランディ・オートン&リドル)を倒してロウ&SDタッグ統一王者となったウーソズが登場。王座統一戦に介入したレインズに「RKブロを倒せたのはローマン・レインズのおかげだ」と感謝を述べると、さらに背中の故障で戦線離脱した毒蛇オートンを「オートンは今ごろ、家にいるぞ。俺たちにやられてな」と侮辱した。

 ここで登場したのが真っ赤なジャケットに身を包んだ中邑だ。マイクで「俺とパートナーはお前らのタッグ王座に挑戦する!」といきなり挑戦を表明。「俺のパートナーは1人でお前らと戦うと言っていたが、俺が組もうと言ったんだ」と新たな相棒を得たことを明かした。

 ウーソズはあざ笑うが、中邑が「聞けって。ここにいるよ」と合図すると、何とRKブロのリドルが登場。元UFCファイターで前ロウタッグ王者が、中邑の新パートナーになったのだ。

 中邑とリドルは拳を合わせると、ウーソズを急襲。エプロンで中邑はジェイ、リドルはジミーと激しく殴り合った。ここは王者組が押し返したが、リドル、中邑の順にリングインしてウーソズに襲い掛かる。中邑が捕まるも、リドルはコーナー上段からウーソズの2人めがけてフローティングブロ(回転式セントーン)を放った。

 これで復活した中邑はジミーに前蹴り、エルボーから右ハイキックを叩き込み、場外に転落させた。リドルもコーナーでジェイの頭を蹴り飛ばして場外へと追いやった。

 互いにパートナーが戦線離脱している状況での緊急合体とはいえ、何とも魅力的なタッグチームが誕生。試合後のインタビューでは、2人の合体はオートンのアイデアだったことも明かされた。

 次回のロウでは、中邑&リドルとウーソズのコンテンダーズ戦が決定。中邑は打倒ブラッドラインへ、心強い味方をつけた。