れいわ新選組のゲリラ街頭演説が29日、東京・秋葉原で行われ、7月投開票予定の参院選・比例代表で出馬表明している「浅草キッド」の水道橋博士氏(59)がマイクを握った。

「たけし軍団です。浅草キッドです。漫才師です。政治家になりたいというタレントを軽蔑していましたが、僕が立候補者にならないといけない理由がある」と切り出した。

 博士氏は今年2月、日本維新の会の松井一郎代表の疑惑を紹介したユーチューブ動画を引用リツイートしたところ、松井氏から名誉毀損で訴えられ「スラップ裁判だ」と問題視している。
 
 第1回口頭弁論が30日に大阪地裁で行われるのを前に、博士氏は「今は誰もがSNSを持っている。権力をからかったり、パロディーにしたり、揶揄したりするのは表現の自由。今、まさに表現の自由を権力者によって奪われようとしている。連帯してください」と呼びかけた。

 国会議員となって、反スラップ訴訟の法制化に取り組みたいという博士氏は「たけし軍団はまじめにふざけている集団。セクハラとパワハラを中心にした芸能をやっていた。不愉快と思われることを数々やっていた。でも過去です。生き直しをしたい。もう一度自分ではなく人のために生きたい」と訴えていた。