女優綾瀬はるか(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「元彼の遺言状」(月曜後午後9時)の第8話が30日、放送される。

綾瀬が演じるのは、美しく勝ちにも金にも名誉にもこだわる優秀な弁護士・剣持麗子。大手弁護士事務所に勤めていたが、クライアントから訴えられそうになり減俸を命じられて「こんな事務所、辞めてやる」とたんかを切って休職。休職中にメールを送った元カレで森川製薬の御曹司・森川栄治の代理人・篠田敬太郎(大泉洋)から返事があった。巨額の財産を持っていた栄治は「僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残して死んでいた。巨額の遺産に心が動いた麗子は、栄治の別荘の管理人をしていた篠田を「私があなたを殺人犯にしてあげる」と“殺人犯”に仕立て上げ、共謀して遺産を山分けする計画を立てる。

栄治を殺した犯人が判明後、麗子は小さな「暮らしの法律事務所」を引き継ぎ、敬太郎とバディとなる。2人は次々と殺人事件に遭遇し、法的視点で解決するリーガルミステリー。原作は20年の「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した、新川帆立氏の同名小説。

第8話では、西園寺製鉄の社長・西園寺一蔵から直々に弁護依頼の電話を受けた麗子は、喜々として篠田と森川一族の紗英(関水渚)を連れ一蔵の屋敷へと向かう。

屋敷に到着すると、家の前にはやじ馬が集まっており、警視庁捜査一課の刑事・橘(勝村政信)らの姿もあった。一蔵が死体で発見されたのだという。風呂場で倒れている一蔵を発見したのは長男の渉。鑑識によれば死亡推定時刻は12時間ほど前だというが、麗子が一蔵と話したのは今朝の8時、つまり3時間前のことだった。不可解な出来事に麗子たちは首をかしげる。

調べていくうちに、一蔵の高価な時計が無くなっていることが分かる。渉は、父に勘当された弟の恭介が盗んだに違いないとつかみかかる。