NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の27日に放送された第35話の平均世帯視聴率が17・2%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高記録は第5話の17・0%だった。平均個人視聴率は9・7%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」を歌う。

あらすじは、暢子(黒島結菜)は、房子(原田美枝子)とのペペロンチーノ勝負に挑む。「負けたらクビ」の背水の陣。まず暢子が作ったペペロンチーノは、シェフの二ツ橋らに好評だった。そして、房子の作ったペペロンチーノは、シークワーサーも使い、食べる人のことを第一に考えたもので圧勝する。暢子は謝り、今後オーナーの命令を絶対に守ることでクビは免れる。そしてまかないのシフトにも入ることになった。

沖縄では、良子(川口春奈)が結婚し、やんばるで披露宴が行われることに。そして賢秀(竜星涼)は、再び実家を去り関東を放浪の中で「ビッグなビジネスの準備をする」と、ある出会いを迎えることになる。