女優木下晴香(23)が30日、都内で行われた第47回菊田一夫演劇賞授賞式に出席した。

木下は、出演したミュージカル「モーツァルト!」、「王家の紋章」、舞台「彼女を笑う人がいても」での演技が評価され、演劇賞を受賞した。

木下は「栄誉ある賞をいただき大変ありがたく思っております。まさかこの賞をいただける日が来るなんて夢にも思っていなかったので、知らせを受けた時は、本当に本当にびっくりしました」と喜びのコメント。九州から上京してまもなく5年半だが「目の前のことにまっすぐ取り組むことしかできない私が今日この場所に立つことが出来たのは、たくさんの方からいただいた愛と言葉が道を示して、私を導いてくれたおかげ」と周囲の支えに感謝した。

これまでミュージカル作品で実力を磨いてきたが、昨年12月上演の「彼女を-」ではストレートプレイに初挑戦。自身の変化については「歌うことと踊ることは好きと自覚してレッスンに通っていたけれど、芝居に触れる機会が少なかった。ずっと自信を持てずにいたけど、この5年半でだんだんお芝居との距離を縮めることができて、芝居をすることが楽しいと思えている。自分の中で心持ちが変わったなと思います」と成長の実感を語った。

演劇大賞を受賞した舞台「千と千尋の神隠し」を代表して橋本環奈と上白石萌音、演劇賞の佐藤B作、森新太郎、特別賞の松本白鸚らも出席した。