演歌歌手・岩本公水(46)が30日、地元の秋田県羽後町で田植えを行った。

 デビュー翌年からの恒例行事として行ってきた米作り。地元ブランドである「あきたこまち」を田植えから収穫まで岩本本人が手掛け、収穫したお米を「公水(くみ)こまち」と命名している。

 今年も約100人のギャラリーが見守る中、地元後援者らと田植えを実施。農業の機械化が進む中、時間はかかるものの岩本は今回も手植えを行った。その姿を見たギャラリーの人々の中には、「このやり方は昔なつかしい」と笑顔になって飛び入り参加するお年寄りの姿も見られた。

 米農家のこの地域でもコロナが落ち着いてきた様子もあり、久々に活気が戻って来たようで、この日は焼きそばの屋台も出るほどの盛り上がりを見せた。

 田植えの後は、秋の収穫まで岩本のシングル曲「憂愁海峡」などを岩本両親が苗に歌を聴かせる〝胎教〟で、「公水こまち」を育て上げる。秋には再び本人が稲刈りのために秋田県へ足を運び収穫。収穫した「公水こまち」は小分けのパッケージに詰めてたくさんの方へのプレゼントを予定している。

 岩本は「今日植えたこの若い苗が育っていくように、私も歌をきちんと育てていきます!」と、笑顔を見せた。