アイドルグループ「ＳＫＥ４８」の須田亜香里（３０）が３０日、名古屋市内のＳＫＥ４８劇場で行われたチームＥの「ＳＫＥフェスティバル」公演でグループからの卒業を発表した。９月２４日に日本ガイシホールで卒業コンサートが行われる。

　須田は公演の最後に「ここで私から皆さんにお伝えしたいことがございます。私、須田亜香里はＳＫＥ４８から卒業します」と発表。ＳＫＥを支えてきた人気メンバーの卒業発表に劇場内は大きな衝撃に包まれ、泣き出すメンバーもいた。

　須田は「最後の活動は９月の末になってます。私は１８歳からアイドルをやらせていただいて、３０歳まで活動させていただいてます。２０代の後半は『若手に道を譲れ』とか言われたんですけど、今はうれしいことに『ずっとＳＫＥ４８で活動してほしい』と言われるようになりました。大好きでいてくださったみなさんには、感謝の気持ちしかありません」とファンに感謝。

「握手会が再開するまでは（ＳＫＥを）やめたくないと言っていたので、その時が来るまでは卒業する日は来ないと待っていてくれた人もいると思うんですけど、アイドル須田亜香里では味わい尽くせなかったことを人間・須田亜香里として味わい尽くしてみたいと思ったからです。可能性を置いておいて怖がっている自分は違うなと思ったので決断しました。みなさんとまだまだ楽しいことをしたい。これからも須田亜香里とＳＫＥへの熱い応援をよろしくお願いします」という須田には客席のファンから温かい拍手が送られた。

　須田は２００９年１１月にＳＫＥ４８の３期生オーディションに合格。ＡＫＢ４８グループ選抜総選挙では１３年（１６位）、１４年（１０位）　１６年（７位）、１７年（６位）、１８年（２位）と５回の選抜入りを果たしている。２０年１月に発売されたＳＫＥ４８の２６枚目シングル「ソーユートコあるよね？」ではセンターポジションを務めた。「熱闘！Ｍリーグ」（テレビ朝日）、」「ドデスカ！」（メ～テレ）、「スイッチ」（東海テレビ）にレギュラー出演するなどタレントとしても幅広く活動している。