俳優鈴木亮平(38)が30日、都内で行われた、第31回日本映画批評家大賞授賞式に出席し、「燃えよ剣」「孤狼の血LEVEL2」で助演男優賞を受賞した。 冒頭で「誰よりも原田監督、白石監督に感謝したい」と監督への思いを述べた。「燃えよ剣」では主役土方歳三を引き立てる真面目な近藤勇、「孤狼の血LEVEL2」では主役と敵対する悪役を熱演。「同じ助演でも違った立場だった」と語り「この2つでいただけてうれしい」と笑顔をみせた。

「孤狼の血LEVEL2」撮影中の思いも振り返り「続編の悪役は次の3作目につなげるために魅力的でパワフルじゃないとだめ。(主役を)食いちぎっていかないとという気持ちだった」と明かした。司会の笠井信輔氏から、悪役のイメージがついてしまうのではと問われると「全く困らないです。もしかしたらみなさんが思っているほど良い人ではないかも」と返して笑わせた。

昨年で演技を始めて約20年。「やればやるほど難しく楽しい。いまだに夢中になってやっている」と話し「映画、演技に出会えて良かった。この賞に恥じないように精進していく」と決意を口にした。