韓国で大ブームとなり日本にも上陸したドラマ「梨泰院クラス」を、竹内涼真(29)主演でリメークするテレビ朝日系連続ドラマ「六本木クラス」(7月スタート、木曜午後9時)に、俳優香川照之(56)が出演することが31日、発表された。香川はテレビ朝日の連続ドラマ初レギュラーとなる。主演の竹内は、かねてからファンだったことを明かし、念願の初共演にやる気をみなぎらせた。

香川は作品の最重要人物の1人で竹内演じる宮部新が復讐(ふくしゅう)を誓う宿敵、飲食産業の頂点に君臨する長屋ホールディングス会長・長屋茂役を演じる。

「実在の人物を演じる時以外は原作に触れない」という長年のやり方で、今回もあえて「梨泰院クラス」を見ずに撮影に入り「僕は見ていない人代表としてアプローチすることで、両側からアプローチして視聴率100%狙います!」と意気込んだ。

また、これまで数々の悪役を演じてきた香川らしく「人間の『悪』の気持ちというのは誰にも負けずにやりたいと思っている。ぜひ『憎たらしい』と思って見ていただければと思います」と語った。

初共演となる竹内は「香川さんが出演なさっている映画やテレビは、今まで多く拝見させていただきましたが、中でも『アンフェア』(2006年)で演じられた役の香川さんが大好きで、中学生の頃、毎週テレビの前で楽しみにしていました」とかねてからファンだったことを明かし「僕も本気でいきますし、香川さんもきっと本気でぶつかってくださると思うので、これからどうなっていくのか楽しみです」とやる気をみなぎらせた。

オリジナルの「梨泰院クラス」は20年1月から3月に韓国で放送。金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と復讐に燃える男の「下克上」を主軸に、「ラブストーリー」「青春群像劇」が交錯するストーリーで大ヒットとなった。同月からNetflixで配信されると日本でもブームに。今回のドラマは日韓共同プロジェクトとして、東京・六本木を舞台にしたジャパン・オリジナルとしてリメークされる。

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