俳優荒木宏文(38)が31日、都内で、映画「漆黒天-終の語り-」(6月24日公開、坂本浩一監督監督)完成披露舞台あいさつに出席。作品への意気込みを語った。

主演の荒木は、ムービーとステージを融合させた”ムビステ”の同作出演決定を振り返り「映画と舞台、仕事が2本決まった!って思いましたね」と共演者を笑わせ、台本を読んで「難しいなって思いましたね…漢字が読めなかったんじゃないですか? 人の名前が難しい」と会場を笑わせた。

記憶を無くした男を演じることについて「これほど簡単なことはない!」という。「役作りで普段、その人の歴史をつくらないといけないんですけど、記憶がない、覚えてないから”今覚えている情報が記憶のスタートです”となると、これほど簡単なことはないんですよ」と率直な感想を語った。

同作はムービー×ステージの挑戦的な融合”ムビステ”第3弾。ミステリー時代劇となる同作は記憶を無くした男が、己は何者なのか、なぜ命を狙われるのか、1人の男をめぐる奇想時代劇ノワール。

同作の舞台は8月5日から、東京・大阪で上演予定。舞台について荒木は「舞台は映画のようにカット割りがないので、長回しでしか出来ないので、最初から最後まで体力を作って、臨みたいと思います」と意気込みを語った。

小宮有紗(28)松本寛也(35)梅津瑞樹(29)小澤雄太(36)鈴木裕樹(38)坂本監督(51)も出席。