ハマのエースが力投を見せた。DeNA・今永昇太投手(28)が31日のオリックス戦(横浜)で先発し、6回を投げて107球、8安打無失点。チームは4―1で快勝して連敗を2で止め、自身も今季2勝目を飾った。

 初回は宗に左翼フェンス直撃の二塁打を浴び、マッカーシーの適時打で先制点を献上。しかし、その後は毎回走者を背負いながらも要所を締めつつ8奪三振をマークし、追加点を許さなかった。

 降板後は「初回に失点するという同じ失敗を何回もしているので、しっかり反省しなくてはいけないです。2回以降無失点で良かったではなく、初回から同様の投球ができるよう次回登板まで取り組みたいと思います」とコメント。

 試合後のヒーローインタビューでは5回の第2打席で相手先発・山岡から中前打を放ち、今季初安打を記録したことについて「あれはたまたま。バッティング練習は毎日やっているので」と照れ笑い。そして「交流戦が終わったら、何とか(チーム勝率が)5割以上に戻ってこれるように」と言葉に力を込めていた。

 これで今季登板4試合は、1完封を含む全てクオリティスタート(QS)の好内容。現在借金5でリーグ5位に沈むチームを自らの力投で勢いづかせたいところだ。