投打が噛み合い、指揮官も満足げだった。DeNAは31日、オリックス戦(横浜)で4―1と快勝。連敗を2で止め、借金を5に減らした。

 先発マウンドに立ったエース・今永が6回1失点と力投し、今季2勝目をマーク。打線は1―1の4回に大和の左前適時打で勝ち越しに成功すると、終盤の8回にも関根がセーフティースクイズを決めるなど、2点を追加して突き放した。

 試合後の三浦大輔監督(48)は好投手・山岡に黒星をつけての快勝劇に「よく粘り勝ったと思う。そう簡単に点が取れる投手ではないので、少ないチャンスをどれぐらいモノにできるかというところだった。先制されたが、よく取り返したと思う」と納得の表情。

 山岡と投げ合った今永に関しては「良くはなかったと思うが、踏ん張った。投げながら4回ぐらいからは、今永らしいピッチングだった」と評し、左前腕の負傷で開幕こそ出遅れながらも今季ここまで好投を続けていることに「しっかり投球してくれていると思う」と目を細めた。

 その後も「選手たちが自分の武器をグラウンドで表現してくれた」と振り返り、理想的なゲーム展開からの勝利に確かな手応えをつかんだ様子だった。