堂本光一「皆さんの思いに応えていくのが全て」ミュージカル「SHOCK」が通算1900回上演

KinKi Kids堂本光一（43）が5月31日、東京・帝国劇場で、主演ミュージカル「Endless SHOCK　－Eternal－」シリーズ通算1900回上演を達成した。

観客や共演者から祝福され、謙虚に感謝を述べた。00年の初演から積み重ねてきた数字も、2000回の大台が視界に入ってきた。

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1900回公演目となった昼公演を終え、カーテンコールでキャストがステージに集合した。ステージ中央で光一がくす玉のひもを強く引っ張ると、大量の金テープとともに「あと100回」と書かれた垂れ幕が下りてきた。客席では1人1本、計1900本のバラを観客が掲げて振り、祝福した。光一は「そうか、帝劇は大体、（客席が）1900くらいだもんね！」と笑顔で喜んだ。

00年11月の初演以来、ジャニー喜多川氏の教え「ショー・マスト・ゴー・オン」の精神でステージに立ち続けてきた。東日本大震災やセットが倒れる事故など、さまざまなアクシデントや困難もあった。00年からはコロナ禍にも見舞われ、今年もキャストの感染に伴い一部公演が中止となったが、前進を続けた。「2年前と違って、今はいろんな形ができた。お客様が理解してくださるのもありがたいです」と感謝した。

この日はミュージカル「ナイツ・テイル－騎士物語－」で共演した井上芳雄（42）上白石萌音（24）らからもビデオメッセージで祝福を受けた。音月桂（41）からは「『Endless』ということで、この後も2000回、3000回、1万回、1万5000回を迎えられますようお祈りしています！」と伝えられ、光一は笑っていた。

この日の夜公演で1901回上演となり、秋には福岡公演も控える。早ければ来年にも2000回に達し、森光子さん主演舞台「放浪記」の2017回を抜き単独主演公演最多記録を更新する可能性もある。意気込みを聞かれ、光一は「皆さん、気が早いんですよね」と苦笑い。その上で「いつも言っていることですけど、回数は自分だけのものではなくて。やりたくてやれるものでもないし、とにかく皆さんの思いに応えていくのが全て。1つ1つに応えて、積み重ねていきたいです」と殊勝に誓った。【横山慧】

＜「SHOCK」あゆみ＞

▼00年11月　「MILLENNIUM SHOCK」として開幕。作・構成・演出はジャニー喜多川氏

▼05年1月　現在の作品名「Endless SHOCK」がスタート。光一自身が脚本・演出に関わる

▼08年1月　通算500回上演達成。駆け付けた森光子さんから祝福される

▼11年3月　通算800回公演となる予定だった3月11日公演が東日本大震災で中止に。安全を考慮して千秋楽まで28公演が中止となった

▼12年1月　初の福岡・博多座公演が実現

▼13年3月　通算1000回上演達成。東山紀之と堂本剛が祝福に駆け付ける

▼15年3月　舞台上で使用していたLEDパネルが倒れる事故が発生し、キャストら6人が負傷。一部演出を変更した上で翌日から上演再開した

▼16年3月　通算1400回上演達成。駆け付けた市村正親から祝福される。

▼17年3月　通算1500回上演達成。東山と森公美子が駆け付けた

▼19年7月　作品生みの親ジャニー氏が死去。翌20年から「エターナル・プロデューサー」として名を残す

▼20年2月　コロナ禍で2月28日以降の公演を中止に。インスタライブ配信、映像作品化など新たな試みに挑戦