こうなったら抗争じゃ!〝邪道〟大仁田厚(64)率いるFMW―Eが参戦する「ファイヤープロレス大阪大会」(7月17日、花博記念公園)の会見が1日に行われた。

 主催者は当初、大仁田が東京・文京区議会議員の〝無我の哲人〟西村修、岡田剛史と組んでミスター・ポーゴ、怨霊、デビルマジシャンと電流爆破ロケット+αデスマッチで対戦することを発表。しかし、大仁田と西村は合体した5月1日の広島大会で毒霧や電流バットの誤爆があり遺恨を残していた。

 この日の会見に遅れて出席した西村に対し、大仁田は「(自分たち2人は)水と油というか。プロモーターから(対戦カードを)提示されているんですけど、俺は違うかなと思って。西村さん、僕らはもう組めないよ。どう思う?」とチクリ。これに西村は「また組ませていただくのか、もしくは対極に行ってしまうのか、それはそれで楽しみしかございません」とのらりくらり返答した。

 すると、大仁田が「プロモーターの言うことが全てじゃない。レスラーにはレスラーの意見がある」ときっぱり。西村も「だとしたら、もう対極に立つしかない。ぜひとも大阪で軍団抗争を。邪道対無我でやりましょう」と一歩も引かなかった。

 4月29日の島根大会で初めて共闘するも、わずか2大会で歯車が狂った2人の関係性は修復不可能な状態。大仁田は「(西村とは)もう交わらない。お客さんに交わらないものを見せたってしょうがない」と語気を強め、対戦カードの変更を要求した。

 こうして主催者は「決着のつけられる試合を用意させていただきます」と改め、邪道軍対無我軍の〝史上最大〟電流爆破ダブルロケット+αデスマッチが行われることとなった。

「大阪では大阪の人たちが見たことないデスマッチを見せたい」と言い放った大仁田。果たしてどんな結末を迎えるのか。