ボートレースとこなめのGⅠ「開設69周年記念競走トコタンキング決定戦」が2日に開幕する。1日にはエンジン抽選やスタート特訓が行われ、出場50選手が感触を確かめていた。

 前検日にひと際動きが目立っていたのが2連率45%の32号機を得た山口剛(39=広島)だ。曇天で回転の上がりの鈍さを訴える選手を横目に「いいですね。行き足、出足と良くて、エンジン本体がしっかりしてるなと感じましたね」と前検日から抜群に歯切れは良かった。

 好素性機として前評判通りの手応えとあって「押してくれる感じがあったし、とこなめでこれならいいでしょう」と満面の笑みでOKサインを出していた。

 前節、地元宮島の大一番・SGオールスターを戦い終えたばかりとあって疲労も気になるが「かえって、こんな時の方が力が抜けてちょうどいいんじゃないんですか」とどこまでも前向きだ。「前検の比較だけで言えば、宮島よりいいし、ペラを叩き変える必要もない。ホントいいと思いますよ」と悠然と構えている。

 初日は4、10Rに登場する。