終始主導権を握れなかった。セ5位のDeNAは1日、オリックス戦(横浜)で1―5と完敗。借金は再び6に膨れ上がり、リーグ最下位・阪神とのゲーム差も3に縮められた。

 先発のロメロが4失点で4回途中KO。打線も5回に3連打で1点を返した以外は振るわず、相手投手陣の前に結局わずか3安打のみに抑え込まれた。前日とは打って変わって投打がかみ合わず、ほぼ成す術なく苦杯を喫した。

 試合後の三浦大輔監督(48)は「追う展開で先制されてリズムを作れず…。監督してもリズムを作れず申し訳なかったです」と険しい表情。試合を作れず早くも今季5敗目となったロメロについては「なかなか結果が伴わない試合が続いている。打たれているのは中に入ったボールが多い」と苦言を呈した。

 相手先発のワゲスパックを攻略できなかった打線には「高めのボール球に手を出してしまっているところがあった」と評し、3連打を浴びせながら1点止まりに終わった5回に関しても「あそこで攻撃のリズムを作れなかった。監督として申し訳ない」と再び自らの采配を責めていた。