野村周平(28)主演映画「ALIVEHOON アライブフーン」(下山天監督)の爆音上映舞台あいさつが18日、東京・立川シネマシティで行われ、野村と吉川愛(22)が登壇した。eスポーツ日本一のレーサーが、リアルドリフトの頂点を目指すオリジナルストーリー。リアル体感音響システムがある同映画館で行われた。

先週10日に公開され、野村は「友だちからの僕への評価はあまりないですね。それより、吉川ちゃんのつなぎ姿がかわいいという声ばかりでした」。吉川は「昨日、友だちと見に行きました。女の子の友だちも、おもしろかったと。海外の映画アクションを見ているみたいと言ってくれました」。

今作は音にこだわり、サーキット場での撮影ではマイク50本も使ったという。下山監督は「車って、あらゆるところで、いろんな音がします。カットごとにも音を変えましたし、編集では音に最も時間がかかりました」。音がいいこともあり、リピーターが多いという。「この映画館は、映画を見るのではなく、音を浴びるって言うんです。爆音上映に合わせて、音もセッティングして迫力重視。アトラクション的な音です」。野村も「音が重要なんです。車って生きていますから。オイルは血液で、ガソリンは食料。生きているから声が届くんです」と続けた。

世界配給も決まっており、今夏には、アジアの10の国と地域で200スクリーン以上での上映が決まっている。下山監督は「世界に向けて、これまでに経験したことのない状況が起きています」と話した。

最後に吉川は「女性は車のことを知らない人が多いかしれませんが、見ていて楽しい作品です。車にのっている気分になるし、ドリフト気分も味わえます」、野村も「車に乗って走りたくなる映画になったと思います。車に興味がない若者も多いと言われていますが、ドリフトを知ってもらい、もっと車に乗ってもらいたい」とPRした。