4人組ロックバンドGLAYが13日、デビュー後通算1000回目のライブを大阪城ホールで開催した。ファンクラブ発足25周年を記念した、スペシャルライブ「We■Happy Swing」の第3弾公演で節目に到達。メンバーはここを通過点に2000回、3000回を目指すことを誓った。

約9000人のファンが“お祝い”に駆け付けた。約2時間半で代表曲「HOWEVER」や最新曲「GALAXY」など、全23曲を披露。序盤にはTERU(51)が「1000回目のライブ、楽しんでいきましょー!」とシャウトした。

1回目のライブは、1994年7月31日に、当時の「SHIBUYA ON AIR WEST」で行った。そこから約28年の年月をかけ大台を突破し、ギタリストTAKURO(51)は「1000本目ということで自分たちも感慨深く思っています」と喜んだ。

同バンドは、高校時代に北海道・函館で結成した。「高校在学中、毎週のようにライブ活動をしていました。そこで感じたことは、自分たちの思いを音楽にぶつけて、世の中に伝えていきたいという思い、そして何よりステージにいると生きている実感を得られたことが大きく、高校を卒業してもどうしてもGLAYを辞めたくなく、それで決意をして東京に上京したということがありました」と振り返った。

大台を突破してもなお、前を向いている。「高校時代からの思いを重ねていった結果、気がつけば1000回になっていたというのが実感ですが、先輩アーティストの方々は2000回、3000回とやっている姿を見ていますので、その偉大な背中をこれからも追っかけてライブ活動を続けて行きたいと思っております」と言葉に力を込めた。

本来は2月に開催した全国アリーナツアーの最終公演で、到達予定だった。だが、TAKUROが新型コロナウイルスに感染した影響で、この日に。「僕たちがこうして真摯(しんし)に音楽に向き合えるのは、まさに『HAPPY SWING』(ファンクラブ)会員の皆様の支えがあってこそだと常日頃感じております。そういった皆様の期待にこれからも応えられるようにメンバー、スタッフ一同力を合わせて、日本における音楽・エンターテインメントの発展のためにこれからも力を尽くして行ければと思っております。これからも応援よろしくお願いします」と呼び掛けた。

ライブの終盤には、「1000」とデコレートされたケーキが登場した。TERUは「10日に1回、ライブをしているという計算になるそうです。1000回の時に足を運んで集まってくれてありがとう。笑顔が見られてうれしかった!」と笑顔で感謝し、幕を閉じた。【佐藤勝亮】

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