バイオリニスト益子侑(ましこ・ゆう=36)が率いる音楽ユニット「YU MASHIKO & KUNIUMI DELUXE」が、17日まで3年ぶりにフランス・パリで開催中の「Japan Expo」に出演した。

収容1100人の「SAKURAステージ」で、14日の開幕から16日までの3日間で6ステージ。毎回、満員で立ち見も出る盛況ぶりだ。

「よさこい」と「バイオリン」という異色の組み合わせで、日本に元気を呼び込むオリジナル作品「iZA!」を中心に、和風の衣装を身に着けた圧倒的なパフォーマンスでパリっ子の拍手、喝采を浴びた。

益子は「世界が不安定な情勢の中、このようにすてきなステージに全力で挑めたことが奇跡ですし、関係者の皆様や日頃より応援してくださってる皆様に感謝いたします。日本文化が、こんなにもフランスで愛され、こんなにもたくさんの人々を幸せにしているのを肌で感じることができ、感動しました」と笑顔を見せた。

益子は「日本の文化を広めたい」と、自らミュージックビデオを送り、今回の出演を勝ち取った。この後はヨーロッパに滞在して、オーストリアやスイス、イタリアなどを巡り来月3日に帰国予定。「パリで日本の魅力を再確認できたので、これからも自信を持って日本の素晴らしさを世界に発信していきたいです」と話している。

◆Japan Expo 毎年7月にフランス・パリで開催される世界最大級のジャパンフェスティバル(日本文化の総合博覧会)。2000年(平12)から始まりアニメやマンガ、ゲームだけではなく伝統芸能、音楽、スポーツ、武道、ファッション、観光、食などさまざまな日本文化を発信。4日間の会期の動員数は25万人を超える。コロナ禍により、今年が3年ぶりの開催となった。