LDHの5人組ヒップホップグループ、DOBERMAN INFINITYが軟式球場のトリを務め、ファンと一体となって、打ち上げのカウントダウンを行った。

出番前、雨が降ってきた。それでもSWAY(36)は「『はじめまして』の方が多い場所は得意です!」と話した通り、「雨を吹き飛ばしていきましょう!」と呼び掛けた。手を上げて、タオルを回して、ファンと会場の観客の心を1つにして、打ち上げモードに盛り上げた。

グループにとっても、かなってもない舞台で披露した曲もあった。昨年発表したミディアムバラード曲「夏化粧」だ。色鮮やかな花火に照らされた瞬間の女性の表情をテーマにした楽曲だが、花火大会で披露するのは初めてだった。トラックを制作したKAZUKI(31)は、会場のファンに「できたらスマートフォンのライトもつけくれるとうれしいです」。ペンライトやスマホのライトが揺れる中での熱唱。「制作の時からずっと思い浮かべていたもので、めちゃいい景色でした。今日もカップルで来ていた方々もたくさんいましたが、皆さんのこの夏の思い出になってくれたらうれしいです」と感慨深げに話した。

7月に4年3カ月ぶりのアルバム「LOST+FOUND」を発売し、同アルバムを引っ提げた全国ツアーも今月からスタートした。SWAYは「リハーサルから気合も入っていました。これからも高めていきたいです」と話した。【大友陽平】