YOSHIKIが28日、都内で、3年ぶりとなるディナーショーの最終公演を行った。

新型コロナウイルス感染拡大後、初の単独公演となった。ショーは昼夜合わせて自身最多の11日間20公演を実施。赤いロングジャケット姿のYOSHIKIは「なんと20公演目です。ここまで来られたのはみんなのおかげ。本当にどうもありがとう」と会場のファンに感謝した。

この日は昼公演後、両国国技館に移動し、日本テレビ系「24時間テレビ」に生出演。番組では戦渦ウクライナのバレエダンサー、ネリア・イワノワさんと「ENDLESS RAIN」でコラボレーションし、その後再び会場に戻る過密スケジュールをこなした。YOSHIKIは「慌ただしい中、オファーをいただいて光栄です」と笑顔。多忙の疲れも出さず「少しでも愛の連鎖を広げられたらと思って、参加させていただきました」と語った。

ショーではX JAPANの「Without You」「ART OF LIFE」をはじめ、SixTONESへの提供曲「Imitation Rain」をクラシカルバージョンで披露。「Tears」のパフォーマンスでは今年5月に亡くなった母親について触れ、「どうしていいか分からなかったけど、少しでも先に進もうと思った」と選曲に込めた決意を語った。

最終楽曲「ENDLESS RAIN」前のMCでは「今日くらい涙をこらえろと葛藤したけど、やっぱりダメだった」と感極まり、「感動を与える曲を作ってみんなの背中を押せるよう頑張るので、これからもよろしくお願いします」と目元を拭った。20公演を駆け抜け、最後は客席に深々と一礼。「少しでもみんなの支えになれるようこれからも頑張ります。みんなも頑張ってね」と笑顔で手を振った。  【遠藤尚子】