NGT48中井りか(25)が12日、インスタグラムを更新。この日、新潟市内のNGT48劇場で行われた「デビューシングル『青春時計』リリース6周年記念イベント」で、今夏でのグループ卒業を発表し、その思いをつづった。

中井は新潟と、地元富山の県境の砂浜での写真とともに「発表時頭が真っ白になってしまってうまく話せなかったので、ここでもご報告させてください!」と書き出し「この度NGT48を卒業することを発表しました。アイドルをした約8年間。私の人生の最低と最高をすべて詰め込んだこの約8年が何よりもかけがえのない宝物になって、これからの未来の道標をしてくれると思っています。キラキラしているだけじゃなかったけど、辛いことも苦しいことも、ステージから見る景色を見たらどうでもいいことのように思えるふしぎな世界で戦ってきた時間たちを誇りに思います」とつづった。

この日は、自らが単独センターを務めたグループのデビュー曲「青春時計」の発売からちょうど6年だった。「振り返ったら青春」という同曲の歌詞を引用しつつ「青春時計の歌詞をそのままに表すかのようにそこには初めてできた仲間がいて、支えてくれる人たちがいて、わたしにとっての居場所がありました。今まで頂いたお仕事全てをちゃんとできたわけではないけれど、自分なりに傷ついて立ち向かいながらNGT48にもやっと向き合えるようになりました。最初からの目標である、グループにとって、誰かにとって、唯一無二の代わりが効かない人になりたいと強く思うあまり、自分だけで突っ走ってしまった時もありましたが、それでも帰って来れる場所であり続けてくれた大切なグループです。わたし自身が自分を見失っていた時もあってメンバーもスタッフさんたちも決してわがままだったわたしに対して良い思い出だけじゃないかもしれないけど、最後にはいつも『しょうがないなぁ』とこんなわたしを優しく受け入れて認めてくれていたのかなと、素直になれる今なら感じます。卒業していったメンバーや初期の頃から支えてくださったスタッフさんたちも含めてです。どうしようもないわたしをここまで寛容に受け止めてくれた優しい人たちがどうか、ずっと幸せでいてほしいと心から願います」と活動を振り返った。

卒業を決めた理由についても「メンバーの1人としての責任感からなのか、それでもグループがもう一歩ステップアップできたら去ろうと決めていました。昨年グループとしてはじめてアルバムを出して、はじめてツアーをさせて頂きました。それがわたしにとっては十分の区切りになったかと思います。そしてそのツアーをもってわたしの最後のやりたかったことリストのチェック欄が全て埋まりました。もう思い残すことはないと思い、発表する決意にいたりました」と明かした。

今後も芸能活動は継続する予定。「自分のペースで今まで通りお世話になっている事務所のお仕事を続けながらアイドル中にできなかったやりたいことを少しずつ叶えていけたらと思っています。いっぱい芸能界を離れる理由は思いついたのですが、離れられない理由がこれしかなくて、しかもそっちの想いの方が勝ってしまいました。だからこれからも応援を、何卒、よろしくお願いします」と決意もつづった。

◆中井(なかい)りか 1997年(平9)8月23日、富山県生まれ。愛称「りかちゃん」「りか姫」。15年7月にNGT48の1期生オーディションに合格。16年11月、AKB48のシングル「ハイテンション」で初選抜入りすると、AKB48でも選抜8度。17年4月、NGT48のデビューシングル「青春時計」で単独センターに。選抜総選挙は、第8回(16年)から圏外→23→37位。18年1月にソロコンサート開催。同4月からテレビ東京「青春高校3年C組」にレギュラー出演。21年からは自らがプロデュースを手がけるアパレルブランド「Recandy(リーキャンディ)」を立ち上げ。グループ内派生ユニット「CloudyCloudy」もプロデュース。血液型A。