“楽器を持たないパンクバンド”BiSHのアイナ・ジ・エンドが20日、ツイッターを更新。岩井俊二監督(60)最新作「キリエのうた」(10月13日公開)で映画に初主演することを報告し、思いをつづった。

同作で路上ミュージシャン役を演じるアイナは「岩井俊二監督の映画に出させていただくことになりました」「初めての主演です」と報告。また劇中歌の詞と曲も書き下ろす。「撮影の空き時間に岩井さんがギターを教えてくれたり、夜中に曲を作って送ったらピアノを弾いてくれたりあの期間でしか作れない曲ができました」と制作を振り返り、「公開の季節がくるのが楽しみになりました。よろしくおねがいします」とつづった。

岩井監督が同作の脚本を執筆中、オンラインで見ていたライブにゲスト出演したアイナの歌声を聞き「この物語の主人公は彼女しかいない」と衝撃を受けて即、対面の運びとなり、アイナも「ぜひやりたい!」と快諾し企画がスタートした。

アイナは「初めての経験で右も左も分からない私に、ぎゅっと大きな愛でつつんで下さった岩井組、キャストのみなさん。そして何より私をみつけて下さった岩井監督。みんなで1つになって進む熱量はすさまじいものでした。心の叫びをうたにのせました。精一杯を、よかったら受けとってください」とメッセージをつづった。