来年創立110周年を迎える宝塚歌劇団は10日、兵庫県宝塚市の宝塚ホテルで、記念イヤーの本拠地(宝塚大劇場)作前半分を発表した。来年1月1日初日の星組公演「RRR×TAKA“R”AZUKA ルートビーム」「VIOLETOPIA」は既に発表されており、この日は、5組トップがそろい、来年2作目以降が発表された。

▼花組「アルカンシェル~パリに架かる虹~」(2月9日~3月24日) 小池修一郎氏の書き下ろしミュージカル。トップ柚香光は、ナチスの圧力と戦うパリのダンサーを演じる。

▼月組「Etrnal Voice 消え残る想い」「Grande TAKARAZUKA 110!」(3月29日~5月12日) 来春に宝塚音楽学校を卒業する110期生の初舞台作。芝居は正塚晴彦氏の作・演出で、トップ月城かなとが特殊能力を持つ青年の苦悩と戦いを表現する。

▼宙組「宝塚110年の恋のうた」「FINAL FANTASY XV1(16)」(5月17日~6月23日) 大野拓史氏が作・演出の「-恋のうた」は、宝塚歌劇百十周年紀年奏舞と題した和物レビュー。ミュージカルは、大ヒットゲーム「FF」の世界観を小柳奈穂子氏が描く。

▼雪組「ベルサイユのばら-フェルゼン編-」(7月6日~8月11日) 初演から50周年、宝塚歌劇代表作のひとつをトップ彩風咲奈がフェルゼンにふんして上演。大劇場作としては約10年ぶりになる。

また、4月9日に110周年記念式典を、6月29、30日にはタカラヅカスペシャル2024を、ともに宝塚大劇場で行う。

10年に一度の恒例大運動会は10月16日に大阪城ホールで開催される。