6月29日の東京ドーム公演をもって解散したBiSHの元メンバー、アイナ・ジ・エンドが、12日までに都内で行われた初主演映画「キリエのうた」(岩井俊二監督、10月13日公開)完成報告イベントに登場。解散後、初の公の場で、書き下ろした主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を生歌唱した。SixTONES松村北斗(28)は、母役の吉瀬美智子(48)と伯父役の江口洋介(55)との共演が、顔が似ているから実現したと話が盛り上がり「恐れ多い」と恐縮した。

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檀上で、吉瀬が岩井俊二監督(60)作品に初出演した思いを聞かれ「私、何でキャスティングされたんだろう? と思ったんですけど」と切り出した。そして「松村君の母親役と聞いて、ファンの方から母子役でやってほしいとリクエストの書き込みを見たことがあって。顔がやっぱり(似ている)。江口さんもお兄さん役なので横から見ると3人、すごい(似ていて)それが選んだ理由なのかな」と続けた。岩井監督は「親子関係をやる時は、間違いなくDNAがつながっているな、というところは意識しますね」と認めた。

松村は「恐れ多いですけど(吉瀬と似ていると)言っていただくこともありますし。『松村北斗、将来、育成に成功したら、江口洋介さんになる』と言っていただけることが結構、多いですね」と、吉瀬の言葉を認めた。江口から「自分では分からない。似てる? そうやって選ばれたんですね」と返ってくると「恐れ多いです」と恐縮した。

松村にとっても「初めて映画が面白いものかも知れないと自分の中で気付いたのが(16年)『リップヴァンウインクルの花嫁』」と語るように、岩井監督とのタッグは夢だった。「人生にとって、とんでもない思い出の1つ」と感激した。