吉本興業が手がけ、広井王子氏(69)が総合演出を務める少女歌劇団「ミモザーヌ」の夏の大阪公演「~魅惑のバラエティショウ~Summer Collection2023」初日が12日、大阪市のYESシアターで行われた。

公演は、“良い子”でいることを演じている1人の少女が、白天使と黒天使の言葉に惑わされながら成長する姿を描くミュージカルと、ライブステージの2部制で実施された。

1期生で大学1年のたかはしまおは、学業とソロ活動のため、今回の公演をもって卒業する。今後については「大学でもミュージカルをやってるので、ミュージカルの道に専念したいと思い、卒団させていただくことになりました」と語った。

同じ1期生のいわむらゆきねや、すずきみあいムェンドワから「明日はまおがラストなので、思いをぶつけたい」と声をかけられた、たかはしは「入団してすぐの1期生だけの合宿が1番楽しかった。それがあったから、今こうやって仲良くできてる」とミモザーヌでの思い出を回顧した。

公演では「今年、温めてきた曲」というソロ曲「Swanee」を披露する。「明日で卒団なので、変に何も考えずに今まで通り楽しみたい。最後の最後、バーンと歌いきって終わりたい」と力強く語った。

団長のいまもりまなかも20歳を迎え、劇団の規定で今冬での卒団が決まっている。夏公演は今回が最後になるが「メンバー全員で協力してすてきなショーを作り上げられた。明日、あと2回公演があるので最後の最後まで全力で駆け抜けたい。まおが安心して卒団できるように最高のパフォーマンスを見せたい」と団長らしく意気込んだ。

今後は12月と来年1月に卒団公演が行われる予定で、その後は女優の道を目指す。「めちゃくちゃ早いっていうのが1番思う。ミモザーヌに入って中国語やフラメンコと新しいことに挑戦させてもらったので、最後の最後まで新しいことに挑戦したい」と眼を輝かせていた。

13日も同所で2回、公演が行われる。